マスク着用の効果を納得せざるを得ない米トランプ大統領と英ジョンソン首相
新型コロナウイルス対策としては、やっぱりマスク着用、米大統領・英首相もガッテンした模様である。
BBCドットコムには、両氏がマスクを着用した写真が掲載されている。
マスク着用をこれまでずっと拒否していたトランプ大統領もついに屈したことがわかる。
欧米には、マスク着用の習慣もなく、マスクのように口を覆うのは、悪人・悪役の風体であると、通説になっている。
トランプ大統領はかねてから、マスク着用する人々をコケにしてきたし、真っ向から、マスク着用しないことを批判する人々と対立してきた。
また、トランプ大統領は、大規模集会もキャンセルし、米国での感染者の増大を深刻に考え出したのであろう。
一方、ボリス・ジョンソン英国首相は、4月に自らが新型コロナウイルスに感染し、集中治療室まで入り、復帰した経験があるので、トランプ大統領よりも、深刻に考えていると思われる。
ボリス・ジョンソン英国首相が率いる英国政府は、マスク着用を義務づけることになった。
英国では、7月24日からは店舗内で顔を覆わなければ罰金が科せられることとなった。
中国の意向を受けていると言われる世界保健機関(WHO)は当初はマスク着用の効果を疑っていた。
世界保健機関(WHO)はマスク着用のガイダンスを変更した。
空中を飛散して浮遊する微粒子が感染症の原因になることの可能性を指摘するエビデンスも出ている。
NHK飛沫動画にみるマスク着用の効果
このマスク着用で飛沫が飛び散るNHK動画は、当初から放映されており、今ではコンピュータの富岳を用いての電車内や対面会話での飛沫の動きのシミュレーションも行われている。
このマスク着用で飛沫が飛び散る動画は緑色に輝く飛沫が、空中を舞う様子は、くしゃみや咳ではなく、通常の話をした様子である。
サングラスをかけた人物が、パパイヤ、パイナップル(そう聞こえた)と声を発すると、50㎝から1mくらい飛ぶのである。パ行はどちらも飛沫が飛びそうな言葉である。
通常の会話で、このように飛沫が飛ぶ様子をみると、相当の飛沫をふつうの会話でお互いが共有していることがわかる。
そして、もしこの飛沫の中に、新型コロナウイルスが混入していることを考えたら、末恐ろしい結末を、誰もが容易に想像できるのである。
まあ、これはマスクを着用していない様子であるが、マスクを着用するとどうであろう。不織布や布であろうとも、微々たる飛沫漏れで済むのである。
まさにこれが新型コロナウイルス対策としての飛沫防止のマスク着用の効果である。
明治時代の軍医がマスク着用の効果を述べていた
日本のマスクは、陸軍軍医の初代総監、松本順(まつもと・じゅん)が広めたとされている。ヤフーニュースでは、大正時代から明治時代の内務省が作成した流行性感冒(インフルエンザ)の予防のためのポスターの記事がある。
スペイン風邪が世界的に流行していた1918年から、日本政府が国民の啓発のためにマスクの着用を呼びかけていた。そのポスター(内務省衛生局著「流行性感冒」)には、「ハヤリ風邪のバイキン!」、「マスクをかけぬ命知らず!」とある。なんと日本では明治時代から感染病対策としてマスク着用の効果を訴えていたのである。