オゾン水発生器は有害って本当?使い方を間違えると危険な理由

家電量販店や通販サイトなどでオゾン水発生器が販売されていますが、有害だとする声もあります。
オゾンには良い面だけではなく悪い面もあるため、使い方を間違えると危険となる場合もあります。
使い方を間違えると危険な理由を理解して、正しく使えるようになりましょう。

オゾン水発生器の使い方を間違えると危険な理由ですが、オゾンの濃度にあります。
そもそもオゾン水は水の中にオゾンが溶け込んだものを言います。
しかしオゾンは元々気体であり、水の中にあるものではありません。
一定時間経過すると大気中に放出され、室内のオゾン濃度が上昇します。
オゾン濃度により人体が影響を受ける可能性があり、極端な話命に関わる危険性があるのです。
そのためオゾン水発生器は有害だと考えてしまう人もいます。
確かに注意する必要はありますが、危険だと決めつけることは間違いです。

オゾン水発生器そのものが危険ではなく、大気中のオゾン濃度の問題により危険となる可能性があるためです。
むしろオゾン水発生器を正しく使えば、安全性の向上につながる場合もあります。
便利なものが悪いと考えるのではなく、危険性を理解した上で安全に有効活用できるように努力することが重要です。

オゾン濃度に関する危険性ですが、濃度の上昇に比例して悪影響が大きくなります。
大気中のオゾン濃度を示す場合、パーツパーミリオンという単位が用いられます。
オゾン水発生器の安全性に関する調査を行う独立法人や産業衛生の学会により、オゾン濃度の許容範囲は0.1パーツパーミリオンまでとされています。
0.1パーツパーミリオンを超えてしまうと、人体に何かしらの悪影響がおよぶかもしれません。

ちなみに0.1パーツパーミリオンを超えると、臭気により鼻や喉が刺激される可能性があります。
0.5パーツパーミリオン超えると上部気道が刺激を受けて、違和感で苦しくなるかもしれません。
1パーツパーミリオンから2パーツパーミリオンに達すると、頭や胸の痛みにより苦しくなる場合もあります。
症状が悪化してせきが止まらなくなると、慢性中毒となる可能性もあります。
オゾン濃度が極端に高くなり50を超えると、1時間以内に命を落とす可能性もあるため要注意です。

あくまでもオゾン濃度が許容範囲を超えて上昇してしまうことが危険であり、オゾン水発生器が悪いを決めつけないようにしてください。
オゾン濃度を調整して適切に管理するためには、機能性に問題のないオゾン水発生器が必要なのです。